失業保険

副業でアフィリエイトをしていて、失業してしまった人、
または失業中にアフィリエイトを開始した人もいると思います。

そんな時、失業保険を受給することは可能なのか。
また、ハローワークにアフィリエイトをやっている事を申告する義務はあるのか。

アフィリエイトは歴としたビジネスなので、その辺りを国がどう考えているのか、興味深いところです。

今回は、副業中にアフィリエイトをやっていて、途中失業した友人からの情報としてお伝えしますね。
そのため、あくまでも参考程度に読んでください。何かあっても責任を負えません。(笑)

失業保険とは、そもそも就業に着くことを目的にした保険

失業保険は、失業してしまった人にとってはとてもありがたい給付金です。
この給付金に助けられた人も多いと思います。

失業保険の目的は、次の職につくまでの間に支払われる給付金です。
もちろん、支払い額や支払い期間は前職での給与、前職についていた期間によって決まるので、人によって異なります。

では、どんな人が対象になるのか。

受給条件の一つとして、

働く意欲があるのに、一時的に働けない状態になってはいるが、積極的に求職活動を行える人

が対象になります。
つまり、今は働いていない状態(離職状態)で、働こうとしている人ですね。

え?

じゃあ、え?
アフィリエイトはどうなるの?

え?

失業保険受給中でもアフィリエイトはできるのか

最初に答えを言うと、失業保険受給中でもアフィリエイトはできます。
でも、アフィリエイトは歴としたビジネスなので、就業になります。

ということは、失業保険は受給できない?

「エェ〜!転職する気があるのに失業保険もらえないの!?(アフィリはやってるけど)」

と思うかもしれませんね。

正確には、受給できる・受給できないというより「適用対象になる」といえます。

「んん?よくわからん!給付金が貰えるの?貰えないの?」

ここが大事なところで、アフィリエイトやっていることは問題ではなく、アフィリエイトによる報酬がどのくらいあるかによって給付額が変わってくるんですね。

給付額が変わる?

どういうことかというと、ハローワークにきちんと申告すれば、アフィリエイトで稼いだ収入を差っ引いた差額は受給できる、ということです。

例えば、給付金が1ヶ月20万円受給できて、アフィリエイトで10万円の報酬がその月にあった場合、[20万(給付金)-10万(アフィリ報酬)=10万円]が受給できます。

当然、給付金を超えるアフィリ報酬があった場合は、受給できるお金はないってことです。まぁ、もっともなことですが。

また、当然のことですが、アフィリエイトをやっていても、報酬が発生していなければ、通常通り給付額は受け取れます。

申告する義務は?

「アフィリエイトをしていても、黙っていればわからないでしょ?」

と考えがちですが、これは絶対にやらないほうが良いです。
なぜなら、後に給付期間中にアフィリエイトによる報酬あってそれが発覚した場合、受給した額の3倍を返納しなければならないからです。

3倍ですよ!3倍!
つまり、20万円を4ヶ月受給していた場合、[20万×4か月×3=240万円]を返納しなければ、ならないんです。

240万・・・!!

怖くないですか?(苦笑)

隠しててもバレてしまう主な原因は、通報のようです。
友人知人、前職の同僚などに話していれば、バレる可能性は十分あります。
また、全くの他人であっても、その事実を知ると通報する人もいるみたいですね。

他には、ハローワークと税務署が失業保険受給者の情報をやりとりしているとバレるのでは?と思うかもしれませんね。
アフィリ報酬があることをハローワークに黙っていても、税務署は関知していますから。
ただ、ハローワークが税務署に受給者の情報を確認したり、またはその逆があるかどうかは、正直わかりません。

だから、正直に申告しておく方が絶対に無難なので、きちんと報告しましょう。(笑)

稼げていない場合も申告した方が良い

アフィリエイトで全く稼げていなければ申告しなくても良い、と考えてしまう人もいるかもしれません。

でも、これもきちんと申告した方が良いようです。

僕の友人の場合、失業保険受給中にアフィリエイト報酬は全くなかったんですが、アフィリエイトをやっていることをきちんと申告しました。

そうすると、ハローワークの担当者は「アフィリエイト報酬がなくても、ブログを更新した日を申告してください。」と言われたようです。

申告には、4時間以下のワークと4時間を超えるワークに分けられます。
ブログ更新、記事作成に関わる時間は人それぞれだし、一概に何時間とは言えません。
だけど、正直にいつ、何時間(4時間以下か4時間超か)かかったのかを申告すれば、問題ないわけです。

ほとんどの場合、アフィリエイト報酬がなくて、きちんとブログ更新日を申告していれば、給付金を満額もらえるとのことです。

ハローワークによって対応が異なる

アフィリエイトは、最近になって認識され始めましたが、まだまだ知らない人が多いのも事実です。
これは、ハローワークも同じで、担当者によっては「アフィリエイト?」て人もいるようです。(特に50代以上の方などは知らない人が多いらしい。)

アフィリエイトがネットビジネスだとわかると、若い担当者に変わったりすることもあるようで。

対応は、都道府県や市区町村によっても変わってくるようで、僕の友人のようにアフィリエイト報酬がなくてもブログ更新日を報告しなければならないところもあれば、「5000円以上稼いでなければ報告しなくても良い」としているハローワークもあるようで、いろいろです。

この辺りは、まだ統一されていないのか、今後統一されていくのか、各ハローワークに委ねられているのかはわかりません。

そのため、失業中にアフィリエイトをしているのであれば、管轄するハローワークに相談することをお勧めします。

受給裏技

受給裏技と言っても、非合法的なことをやるわけではありませんので、安心してください。(笑)

失業保険受給中にアフィリエイト報酬が発生した場合でも、アフィリエイト報酬を満額もらいつつ、給付金も満額もらえる方法があります。

気になりますよね?(笑)

どんな方法かというと、実は別に大した方法ではありません。

その方法とは、、、

アフィリエイト報酬を、失業保険受給が全て終わるまで、キャリーオーバー(持ち越し)するんです。

「それって、大丈夫なの?」

そう思いますよね。
おそらく大丈夫です。

なぜなら、ハローワークは「収入」がなくて、きちんと就労を申告していれば、給付金が(おそらく)満額もらえるんですが、ハローワークの言う「収入」とは、働いたお金が銀行に振り込まれたタイミングを意味しているからです。

納得ですよね。^^

ただし念のため、必ずハローワークでこのことを確認してみてください。
「受給期間が終わるまで、アフィリエイト報酬をキャリーオーバーするのは問題ないですか?」と。

こんなことを言っといてなんですが、僕がキャリーオーバー可能かどうかを保証することはできませんので。(笑)
でも、実際に確認した人もいるようです。

注意点

注意点が二つほど。

一つは、アフィリエイトを申告する際、「趣味で前職の時から始めていた」と言った方が無難かもしれません。
その理由は、「本気で稼ぐつもりでアフィリエイトを開始していた」とハローワーク側に認識されると、それは就業行為とみなされて、ちょっと面倒なことになる可能性があるからです。

もっとも、そんなに気にしなくても良いかもしれませんが。

もう一つは、アフィリエイトを起業目的で開始するために退職した場合、失業保険の受給資格はありません。退職後・失業中に起業する場合も同じです。
これはアフィリエイトに限らず、何かで起業したり、起業しようとしていたり、起業の準備をしている場合、職に就いたとみなされるからです。

ただ、アフィリエイトで起業することを誰にも言わず、自分の心の中だけにしまっておけば、関係ないかもしれませんが。その辺りは個人の責任でお願いします。(笑)

結論として

では、まとめます。

失業保険受給中にアフィリエイトは可能で、稼いでいても稼いでいなくても、きちんと申告すれば問題ないということ。

その際、アフィリエイト報酬が発生していれば、規定の給付額から差し引いた額が支給されるということ。

アフィリエイト報酬が発生していて、給付金を満額受け取るには、失業保険受給完了後までキャリーオーバーし、アフィリ報酬を受け取ればよい。(念のためハローワークに要確認)

こんな感じですね。

バレなきゃいいと思って申告しないのは、後で怖い目にあうのでやめましょう。
だって受給額の3倍返納ですよ。
巷ではこれを、3倍返しって言うらしいです。(笑)

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