僕は今まで、結構な数のブログやホームページを見てきました。
おそらくそれは、あなたも同じでしょう。
無数にあるブログやホームページを見ていると、人気のあるものと、そうでないものに分かれます。
ネットの中には人気のあるブログより、人気のないブログのほうが圧倒的に多いです。
それはなぜか。
人気のないブログを書いている人は、その理由の一つに文章の書き方があるんです。
それは、誰でもやってしまいがちなあやまったブログの書き方。
でも裏を返すと、ちょっと文章の書き方を改めれば、人気のあるブログへ一歩抜きん出ることになりますね。
今回は、そこに焦点を当ててみます。
読者が求めているもの
読者がブログやホームページを見るのは、調べ物があるからですね。
それは、悩みや疑問の解決法を探したり、欲求を満たすため。
それら調べ物の答えが見つかれば、読者は満足するわけです。
つまり、記事を書く側としては、答えを用意して提供してあげなければなりません。
でもこれは、当たり前のこと。
答えのない記事なんて、誰も求めてませんから。
ところが、実際にはいかにも答えを教える雰囲気で最後まで文章を引っ張って、結局のところ答えがない(というか、記事作成者も答えを知らない)記事って結構あるんです。
そうなると読者は「え?なんだこの記事は?(怒)」となるわけです。
結果、読者はもうそのブログに2度と来ません。(笑)
だから、答えを用意して記事を書く。
これは、ブロガーでもアフィリエイターでもコピーライターでも当然のことです。
中途半端な記事になってはダメということですな。中途半端になるくらいなら、その記事ネタは書かないほうが良いでしょう。
記事ネタの答えはきちんと書く。
でも、ただ答えを用意するだけでもダメなんですよ。
読者の視点で考えてみると
答えを用意するだけではダメとはどういうことか?
そう思いますよね。
読者が求めている答えというのは、ネットや書籍で調べれば大抵のことは見つかります。
たとえば、記事ネタとして「風邪をひいたときの対処法」をテーマにした場合。
風邪の対処法なんて、調べなくてもいくらでもあります。
調べても、およそ想像できる対処法が書かれていることが多いです。
- 体を温める
- マスクをする
- 風邪薬を飲む
- 消化の良いものを食べる
- 病院にいく
こんな感じでしょうか。
誰でも知っている対処法を書いたところで、読者は納得しません。
それに、どこのブログやホームページを見ても、同じことしか書かれてなかったら、がっかりします。
つまり読者は、誰でも知っていたり、どこにでも書かれているような答えはいらないわけです。
でも、多いんですよね。こういうサイト。(笑)
まぁでも、ブログ運営初期の頃は記事数を増やすために、書きやすいネタとして書いていることも多いですけども。
であったとしても、読者側としてはそんなことは関係ない。
がっかりするし、つまらないものはつまらないわけです。
ただし、どこにでもあるような答えだったとしても、そこにオリジナリティがあれば変わってきます。
オリジナリティというのは、あなた自身の体験談のこと。
どこにでもあるような答えでも体験談が入ることで、オリジナリティのあるニッチで説得力のある記事に変わります。
これは、とても大事なことなんです。
前述した風邪の例でいうと、
「風邪をひいたため、体をお風呂で温めて、風邪薬の代わりにグルタミンを飲んだら治りが早かった。」
と書けば、どうでしょう。
「体を温める」対処は変わりませんが、「風邪薬を飲まずにグルタミンを飲んだ」というのは、かなりオリジナリティがあります。ちなみにこれは、実際に僕が経験した体験談です。^^
そうなると読者は「お?なんだそれは??」と気になるわけです。
ほんの少し、あなたの体験談を入れただけで、文章の説得力が増す。また、信用と安心も生まれる。
それは答えが、試したら「風邪が治った方法」でも「風邪が治らなかった方法」でも同じです。
あなたが体験したことが重要、ということですね。
オリジナリティのない、どこかのブログ記事から持ってきただけの答えは、何の説得力もありません。
大事なのはあなたの断言
体験談というのは、リアリティがあるので信用されやすいです。
他人の体験だったり嘘ではないので、自然に、
「試した結果、こうなりました!」
「こんなふうに感じました」
「こうなってしまったんです」
というような文章の末尾で終わるはずです。
体験談の場合、本当のことなので、これらのように言い切ることができます。
言い切れることが重要なんですね。
でも、答えはわかっていてもどうしても体験のしようがない話を記事ネタにすることもあるでしょう。
たとえば、こんなネタ。
- 科学的根拠がある話だが、自分でそれを体験していない、またはできないネタ
- 歴史的事実なのだが、それを再現できないネタ
- 知識はあるのだが、スキルがないので断言できないネタ
分かりやすい例えでいうと、自分で購入していない大型液晶テレビの映りが非常に綺麗なようなのだが、自分で試せていないので感想をいえない場合。
そういうとき、ほとんどの人がこんな言葉を使います。
「映りが非常に綺麗だそうです」
「映りがとても綺麗なようです」
「映りが綺麗だと思います」
いかがです?
こんな感じで他人事のように断言できていないわけですね。
まぁ、体験していないので仕方がないんですが、僕個人的には表現に保険をかけているようで嫌なんです。(笑)
自分の体験ではないけど嘘はいっていませんよ、て感じで逃げているというか。
じゃあその場合どうするのか。
次では、そんな場合の文章の書き方を伝えます。
そのために必要な文章の書き方
そんな場合の文章の書き方、とはいっても単純です。
言い切れば良いんです。(笑)
前述の例で言うと、こんな感じ。
「とても映りが綺麗です」
え〜、自分で購入していないのに嘘はいえない・・・
と思いますよね。^^
でも、個人的な考えですが、世の中の7割以上の人が同様の考えをもっていたり科学的根拠が明確にあるのであれば、その根拠を説明することで、体験していなくても言い切って良いと感じます。
だって、そのほうがすっきり、しっくりくるし。^^
だから僕は、基本的に「〜です」と言い切ります。(笑)
それでも気になるのであれば、「個人的見解ではありますが」とか「個人的主観です」と、理っておけば問題ないでしょう。でも、基本的に根拠(理由)を述べておけば、読者は信用します。
もちろん、他のブログや書籍などを参照していることを前提にしている場合は、「〜のようです。」と書くべきです。
ただ、そうなるとどうしても「個人的見解や体験ではない」というイメージが拭いきれません。
であれば、そのような答えのネタはできるだけ使わないほうが良いでしょう。
まとめ
では、まとめます。
- 記事ネタは必ず答えを用意する
- あなた自身の体験談を語ることで、オリジナリティ・説得力が高まり、信用度が増し、読者は安心する
- 「〜だそうです」「〜と思います」は使わず、根拠を説明してはっきりと「です!」と言い切る
- 断言に不安があるのであれば、個人的見解・個人的主観として理っておく
- どうしても断言できないのであれば、その記事ネタは使わない
こんな感じでしょうか。
自信家や自己主張の強い方は、こんなこと考えずにビシバシ文章を書いているかもしれませんね。
本当はそれが良いんです。
でも、なかなかそうできない人のほうが多いはず。
ただ、読者の視点でみれば、自信の感じられる文章というのは、やはり安心するし信用できるんですね。
だからあなたも、自信を持って記事を書いてみてください。
自信のある文章も、自信のない文章も、読者は見抜きます。
だったら、自信を持って堂々と文章を書いたほうが、得ですよね。^^